ユク朗ノマドBlog

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本紹介「脳を最適化すれば能力は2倍になる」科学的根拠で生産性を高める。

「脳を最適すれば能力は2倍になる」

樺沢紫苑 著 2016/12 初版発行

 

樺沢紫苑さんは名著「アウトプット大全」を執筆された方で、精神科医をしながらYouTubeやメルマガも毎日投稿している仕事効率のスペシャリストのような方です。

 

~こんな人にオススメ~

・普段の生産性を高めたい人

脳科学に興味がある人

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当本では、7つの脳内物質について言及し、どのように仕事の精度と速度をあげるのかを学ぶことができます。

 

脳科学の知識がない方でも、7つの脳内物質をエヴァンゲリオンのキャラクターに例えるなどの工夫があるため読みやすい内容になっています!

他にも様々なスポーツや童話なども例にあがっています。ですので、イメージが湧きやすいです。

 

紹介する7つの脳内物質

ドーパミン

ノルアドレナリン

・アドレナリン

セロトニン

メラトニン

アセチルコリン

・エンドルフィン

この7つの効果やどのようなときに分泌されるのかを紹介します。

 

この7つの脳内物質の特性を理解し、使い分けることで仕事の効率が上がります。

ドーパミン

 

「モチベーションの向上」

幸せになる方法=ドーパミンを出す方法

と言っても良い、幸せを感じる脳内物質です。

 

目標を達成することや、報酬を受け取ったとき、また目標を達成することを強くイメージしたときにドーパミンは分泌されます。

大きい目標のほかに小目標をいくつも立てて、それをクリアしていくことで分泌され、モチベーションアップにつながるということです。

 

仕事や勉強でも、楽しい!と思いながらやることでドーパミンは出ます。逆に嫌々やってしまうと、次に紹介するノルアドレナリンが出てしまうため、モチベーションは上がらないというわけです。

脳の成長に大きくかかわるホルモンです。

脳を成長させるには?脳の成長に年齢制限はあるのか?

↑こちらの記事も是非!

 

ノルアドレナリン

 

「闘争と逃走のホルモン」

ストレスを感じると出るホルモンで、ピンチの時に集中力や判断力を大幅にあげてくれます。痛みを感じにくくする作用も。

「背水の陣」とも言える脳内物質です。

 

ノルアドレナリンドーパミンとは違い、短期集中型ですので、長期のモチベーションには繋がりません。

 

締め切りを設定することで、ノルアドレナリンが分泌され仕事効率が高まります。

 

このホルモンが出続けるとノルアドレナリンが枯渇し鬱病になってしまうので注意が必要。

 

アドレナリン

「火事場の馬鹿力」はこの脳内物質のおかげと考えられてます。

集中力と判断力をアップ

 

恐怖や不安を感じると分泌され、心拍数や血圧が上がります。

ノルアドレナリンは脳に

アドレナリンは心臓や筋肉に多く分布。

 

ハンマー投げで投げる際に叫んでいるのを目にしたことがあると思いますが、その理由は大声を出すことでアドレナリンを分泌させているから。

かなりの大声を出せばアドレナリンが出ますので、ここ1番集中したいというときに、叫んでみると良いかもしれません(笑)

 

交感神経系に作用するため、夜にアドレナリンが分泌されると身体が休まらないためオフにすることが大切。

怒りを引き起こすホルモンのため、「カッとなった」という状況はアドレナリンによるもの。満員電車なども強いストレスがかかりアドレナリンが出過ぎてしまうので注意してください。

 

アセチルコリン

 

認知機能ひらめきを向上させるホルモン。

 

アイデアのつくり方 本紹介

↑こちらも是非ご覧ください!

 

以前このブログでも紹介した、「イデアのつくり方」では、アイディア創造について言及されていまして、

材料を集め、考え抜いた後、リラックスしている時にアイデアは生まれると書かれていたのですが、なぜリラックス中にひらめくのか、この本を読んで理解しました!

 

アセチルコリンが分泌されるのは、リラックスしている時であり、深い睡眠のレム睡眠中に多く分泌されます。

 

アルツハイマー病とも密接な関係です。なぜならアセチルコリンが枯渇してしまうと、認知機能が下がるから。

 

1日30分の昼寝をとる、又は新しいものに出会う、新しい場所に行くなどもアセチルコリンを分泌させます。

ひらめきを得たい場合、このホルモンを分泌させる行動を取りましょう!

 

 

セロトニン

 

「朝に強くなる」ためのホルモンで、朝起きてから2〜3時間は脳のゴールデンタイムと呼ばれていますが、その理由がセロトニンです。

 

セロトニンが分泌されることで「今日も頑張ろう!」という気持ちになります。

 

分泌させるには、「カーテンを開けたまま寝る」ということが効果的。

なぜなら朝になるにつれて日光が部屋に入ってくるから。日光を浴びることによりセロトニンが分泌され朝起きてから行動しやすくなります。

また、咀嚼やリズム良く運動することでも分泌を促すことができます。

 

セロトニン神経と人に共感する脳の部位が密接な関係にあるため、

 

映画を見て感動して涙を流す、という行為はセロトニン神経を鍛えることにも繋がります。

 

また感動して泣くと副交感神経系に作用しリラックス効果が得られるためオススメ。

 

逆に「泣きそうだったけど我慢した」というのは、泣く直前にはアドレナリンが出て交感神経系に作用しているため、我慢すると返ってストレスが溜まってしまう。

 

 

メラトニン

 

睡眠時間、睡眠効率、寝つきなどを良くしてくれる、睡眠に関しての脳内物質です。

「細胞修復物質」であるため「老化防止」にも作用します。

 

十分な睡眠をとるということが、生産性を上げるうえで最も重要と言っても過言ではありません。

 

毎回の睡眠で「熟睡感」を得られるよう、入眠前の行動には気をつけましょう。

熱すぎる風呂に入らない

入眠前にスマートフォンやパソコンを見ない

部屋を暗くする

などが大切です。

 

睡眠時間が7時間くらいの人がもっともうつ病にかかりにくいというデータもあるようです。

しかし1番大切なのは、グッスリ眠れたという熟眠感です。

 

 

エンドルフィン

 

「脳内麻薬」と言われています。

このホルモンの効果は様々であり、

記憶力、想像力、集中力アップやストレス解消などを大幅にアップさせるすごいホルモンです!

極限状態で多く分泌されパワーを得ることができるホルモンで、ボクサーが痛みを顔に出さないのはエンドルフィンのおかげ。

痛みを感じにくくさせる作用があります。

また、マラソン選手が苦しい状況で、快楽が訪れるランナーズハイという現象もエンドルフィンによるもの。

 

しかし逆にリラックスしている時も分泌されます。

不快な時に分泌されるのが、ノルアドレナリン、快で分泌されるのがドーパミンですが、エンドルフィンは快でも不快でも分泌されます。

 

https://rui2020.hatenablog.com/entry/2020/01/08/135746

以前このブログで紹介した「好きをお金に変える心理学」でも言及されていたフロー状態に入るのもこのホルモンのおかげ。

フロー状態とは最も集中した状態と言えます、時間を忘れてそのことに対して没頭しているのがフロー状態です。

 

フロー状態に入りやすくする条件は上のリンクからご覧になれますので是非!

 

エンドルフィンを分泌させるには

・運動

・激辛料理を食べる

・チョコレートを食べる

・熱い風呂に入るなどがあります。

人に感謝する時もエンドルフィンが出ます。

自己啓発本に「感謝する」ことが大切だと書かれているのは、そう言った根拠があったんですね。

 

 

終わりに

この7つの脳内物質の特性を理解して、僕も普段の生産性をあげたいと思います。

脳内物質を理解することによってこれまで読んできた様々な本に、書かれていたことへの理解も深まりました。先程書いたアイデアについてもそうです。

説得力の高い良本でした!オススメです。

 

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