ユク朗ノマドBlog

学んだことをシェアしていく雑記ブログ。 読書、キャンプ、植物、アクアリウムなど。 

人間関係、SNSに疲れたら読むべき本「放っておく力」

仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力 もっと「ドライ」でいい、99の理由

枡野俊明(ますのしゅんみょう) 著


 

この本は現在Audible会員は無料で聴けます。(2023/11/15現在)

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本のタイトルである「放っておく力」とは、自分がコントロールできないことを気にしない能力のこと。帯に書かれている「いちいち気にしない。反応しない。関わらない。」にはどうすれば良いか、本書ではこの力を身につけるための99個の方法が紹介されています。

99個の方法の中から私が特に参考になった7個を紹介いたします。

変えられないものは放っておき、注力すべきものに集中する術を学んでいきましょう。

自分の考えを客観的に見つめなおすきっかけになります。

「他人を変える」のは至難の業

他人を変えようと悪戦苦闘するよりも、まずは「自分が変わる」ことを考えることが大切です。世の中で思い通りになることなんてほぼないと割り切ることで、気が楽になります。

自分の思い通りになるのは自分だけ

自分がどう適応するかに注力すべきなのです。

SNSに使われない

現代人は特に読むべき内容かと考えています。

顔が見えない分、過激な発言やフェイクニュースなどが横行するSNS。振り回されず、単なるコミュニケーションの「道具」として活用することが大切。

インスタ映え」などの言葉が一時期流行りましたが、本当にそれを食べたいのか?本当にそこに行きたいのか?SNSのために行動していては、本当にやりたいことを見失ってしまうのではないかと、考えさせられる部分でした。

最近は実際に対面していなくとも、SNSで四六時中、誰かと交流しているせいか、ほぼ一日中、この手の仮面をかぶり続けている人が増えている

素の自分が何を考え行動しているのか見失わないようにしなければなりませんね。

「去る者」を追わない ー淡々と見送ればいい

友、仲間、恋人との別れは誰しも少なからず経験することだと思います。別れる人達との素敵な時間を過ごせなくなるかと考えると引き留めたくなりますよね。しかしそこで無理に止めようとしても残念ながら無理なことが多いのです。その時は引き留められたとしても、人の気持ちはそう変わらず時間の問題でしょう。

そもそも付き合いが途絶えてしまうのは、結ばれた「縁」が切れただけのこと

自然の巡りあわせに任せて「来るものこまず、去る者追わず」でよいのだと本書には書かれています。

「平均」を調べない

誰かと比べて自分が下だと凹み、上だと上機嫌になる。人間にはそのような特徴がありますが、平均と比較するほど不毛なことはないと著者は言います。万物の価値を正確に測る物差しなど存在しないからです。また統計には人々の考え方や、消費行動を都合の良い方向にあおる傾向があるとのこと。

世間を気にせず、自分の価値観に従うことで、自由に楽しく生きられます。

比べるのであれば「絶好調の時の自分」「昨日の自分」です。過去の自分と比べることが成長へのモチベーションになります。

スピードを落とす

全てが火急の用事ではない。コミュニケーションのチャット化が進み、即レスが求められるようになっていますが、そのようにスマホを片時も話せない状況はストレスの原因になります。数時間おいて返信してもよいとゆとりをもってスマートフォンを活用すべきだと書かれています。

得意なことを磨き上げる

苦手なことを克服する努力よりも得意なことを伸ばす努力をした方が圧倒的に効率が良いです。この考え方はチームのリーダーになったときも大いに役に立ちます。チームメンバーそれぞれが得意なことを担当することで補い合い、それぞれの満足感や信頼関係を良好に保つことが出来るでしょう。得意なことは好きなこと。取り組むことが楽しく、成長も早い。「好きこそものの上手なれ」と言いますよね。チーム全体がご機嫌に取り組むことで、良い結果に繋がり、好循環を生むのです。

じぶんの選択は「すべて正しい」

「何を選ぶか」より、「選んだことをどうやるか」が大切

やってみないとわからないことばかりで、やる前から考えてばかりでは意味は薄いでしょう。なぜなら「正解は一つではない」から。

選んだ方向でどう成功するかがんばる方が、気持ちが楽になり、迷いもなくなります。

失敗したときに何が待っているにせよ、「また裸一貫から始めればいい」というくらいの気持ちでいる。失うものはないくらいの強さを持ち続けたいですね。

まとめ

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

迷ったとき、疲れたときに何度でも読み返したい本です。

自分を見つめなおす良いきっかけになります。是非読んでみてください。