手紙屋~紙僕の就職活動を変えた十通の手紙~
喜多川 泰 著
この本は物語形式で書かれているビジネス書で、迷っている就活生や転職活動中の方が読むべき一冊でした。なかなか就職活動を始められない主人公が手紙屋という人物と文通をするうちに、自分の夢、就活や仕事への向き合い方を学んでいくというものです。
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会社は人と同じという考え方
主人公の西山諒太は、就活中、有名な大きい会社に入ればいいとはじめは考えていました。しかし手紙屋とのやり取りの中で企業選びの価値観が変わっていきます。
法人と人間は似たようなもので、生まれて死んでいくもの。調子がいいときは友人が増え、本当に困ったときには減っていく。法人が生き残っていくためには、「多くの人から必要とされる」これも人間に当てはまります。
どんな人の一部になりたいのか、を考えるべきだと手紙屋はアドバイスします。
就職活動は大好きになれる人探しです。そして場合によっては一生付き合っていくことになる人探しなんです。ですから、その人の財力や知名度で選ばず、〝 性格〟で選ぶのが長い目で見ると一番いいということを忘れないでください。
喜多川泰. 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (p.102). ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.
性格で企業を選ぶというのは、就職活動や転職活動にとって大切なことだと感じました。
背中を押してくれる表現
『転がる石に苔はつかない』
喜多川泰. 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (p.178). ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.
この本を読んでやる気が出ても、そのやる気は何もしなければ1週間もしないうちに薄れるでしょう。大切なのはやり続けることです、止まっているものを動かすのには大きな労力が必要で、動いているものを止めるときも同様です。動き続け、自分を磨き続ける、「続ける」のを意識しましょう。
目標を持つから壁が現れるのです。
喜多川泰. 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (p.142). ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.
やりたいことがあって動くから、その障害にぶつかります。その壁は自分を成長させてくれるもの。本来は喜んで迎えるべきだと手紙屋は諒太にアドバイスを送ります。ワクワクしながら壁にぶつかれるようになりたいですね。
『失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる』
喜多川泰. 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (p.191). ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.
成功者は、才能があったとは言わず、とにかく夢中になって情熱をもって取り組んだということを言うようです。「自分には才能がない」なんて思ってる暇はない、とにかく目の前にある課題に夢中で取り組むこと、それが成功につながるんだと勇気づけられました。
まとめ
ほかにも、良好な人間関係を作っていく方法や成功するための考え方、就活への向き合い方など、読むべき内容がたくさん詰まった本です。
諒太と一緒に成長できる素晴らしい本でした。喜多川 泰さんの本は大好きで、今回も見事な伏線回収で感動しました。是非読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が少しでも役に立てると嬉しいです。